【グロ注意】ミドリガメを釣って捌いて食べた
ミシシッピアカミミガメを釣りました。通称ミドリガメ。
釣った場所は千葉県は印旛沼の支流。
釣ったら美味しく頂きましょう。外来種ですしね。
綺麗な水で2週間ほど(1週間でもいいと思うけど)糞抜きしました。
からの、(以下閲覧注意)
えいやっ🙏
血抜きします
甲羅の側面をノコギリで切って、
甲羅の上下をつなぐ皮も切って、腹側の甲羅を外します
内臓を覆う膜を除去したところ。内臓がよく見えます。手で抑えてるのは、足が暴れるから。
黄色い球は卵、その上の黒いのは肝臓、その中央に心臓、さらにその上の紅いのは前足の肉。下の方には腸も見えます。
卵があるのでメスですね。カメスティーナと名付けました。
肝臓の裏側に苦玉(胆嚢)が埋まってました。
前にミシシッピアカミミガメを捌いた時に苦玉の汁を舐めてみたら苦くて美味しかったので舐めたかったのですが、うっかり潰して流れてっちゃいました><(※どんな寄生虫や病気があるか分からないので舐めちゃ絶対ダメです)
足の皮をはぎます。足の付根をしっかり持って、もう片方の手で皮をペンチで掴んで、力ずくで引っ張り取ります。写真は皮を剥がす前の右手と、剥き身になった左手。
だいたいバラせました。
お肉は両手両足と首、尻尾まわりくらい。少ないですね。骨も含めてこの量だから、ほんとにちょっぴり。むしろ内臓がメインかもしれません。
甲羅で出汁を取りたいので、表面の臭い殻を剥がします。
さっと湯がくか、熱湯をかけて熱いうちに剥くと面白いように剥がれます。
綺麗になりました。
甲羅を煮出します。ショウガ、ネギの青いところも一緒に。
白っぽい出汁が引けました。
そこに肉と内臓をぶち込んで茹でれば、
亀のスープの出来上がり!
さて実食。
- お肉:野生で生きていただけあって、筋繊維が強くて歯ごたえしっかり目、というか固いです。味は近いものが思い浮かびませんが、風味の薄い鶏肉とかカエル肉とか? 正直それほど美味しくないです(美味しいものを食べたければ家畜を食べろって話ですが)。
- 卵:ボソボソでパサパサで、不味くて食えたもんじゃないです。カメ全般で共通して言えることのようです。
- 肝臓:ちょっとかじったけど臭くて吐き出しちゃいました。下処理が甘かったかな…
- 胃、腸:歯ごたえがあって旨味もあってとっても美味しい! なにやら甘みも感じます。鶏皮ポン酢みたくポン酢で頂いても美味しそう。
- スープ:貝出汁と、薄めの鶏がらスープの中間のような味。美味しいです。内臓の臭みが移っちゃったのは失敗。
みたいな感じでした。
糞抜きとか硬い甲羅を切ったりとか処理が大変ですが、また大きめの個体が釣れたら食べてみたいです。
ごちそうさまでした。命を頂きました🙏

- 作者:茸本 朗
- 発売日: 2017/09/23
- メディア: 新書